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: スキモノムスヒ数寄者の道に触れて 東京・虎ノ門の喧騒から一歩入ると、時の流れが変わる場所がある。大橋茶寮は登録有形文化財に登録された数寄屋建築で、現在の裏千家道場が建てられる前に裏千家十四代・淡々斎が東京の稽古場として選んだ場所だ。十一月22日・23日、この場所で開催された第四回スキモノムスヒにお招きいただいた。 スキモノムスヒは、 …

: 秋の好日会 2025年9月25日に裏千家東京道場で好日会が開催されました。この日は濃茶席を潮田洋一郎氏、薄茶席を伊藤穰一氏が担当する数寄者同士の会となり、500名近いお客様がいらっしゃいました。 幸福の文 A letter of Happiness 薄茶席の床の間には、曽呂利新左衛門の文が掛けられています。私は …

: 焼きものが語る歴史 — 唐津で出会う茶の湯の源流 殿山窯ー矢野直人さん 器が生まれる場所を実際に見てみたいと、唐津の矢野直人さんを訪ねました。 肥前名護屋は秀吉の朝鮮出兵のための拠点となった場所。矢野さんの殿山窯は秀吉が数か月で築いたという名護屋城跡の近くに位置し、徳川家康や伊達政宗など、名だたる武将の陣屋跡に囲まれています。当時、この工房から臨む …

: 桜の下で、はじめての茶カブキ 花散らしの雨に挟まれた貴重な晴れ間の一日。今年も花見の野点を開催することができました。 まずは満開の桜に乾杯です。 柄も形も異なる盃から、好きなものを選んで この日のためにJoiさんがご準備くださった最高ランクの獺祭は、甘やかな香りでお花見の始まりを寿ぎました。 駆けつけてくださった、建築家の三井嶺 …

: 初釜に向けて、仲間とともに 千本松に囲まれた沼津倶楽部 すぐそばに駿河湾を臨む沼津の地に、土地の人々が400年以上も守り続けた千本松原があります。その一角に、大正時代の趣味人、三輪善兵衛が「千人茶会を催したい」と建てた茶亭が、沼津倶楽部の約110年の歴史の始まりです。 松の間から富士山を臨む まっすぐに伸びた松の間から雄大な富 …

: 東京タワーを臨む、乙巳の初釜(2) お迎えの準備 お客様をお迎えする準備を進める伊藤さん。花をいれ、炭を整えます。床にかけられた花入の、息を飲むような迫力に思わずご由緒をお尋ねすると、織田有楽斎が所持し、その後井伊家に渡った利休尺八とのこと。箱書には、小堀遠州の特徴的な定家様の文字がありました。 生半可な覚悟では近寄れないような、それ …

: 東京タワーを臨む、乙巳の初釜(1) 急に冷え込んだ1月の朝。お訪ねした都心のマンションには、くっきりとそびえる東京タワーの眺めを目の前に、柔らかい光を放つ茶室がありました。 準備のかたわら、伊藤さんが茶室の説明をしてくださいました。高層マンションの中の「市中の山」をコンセプトとしたという茶室は、三井嶺さんの設計。吹き抜けの天井まで届く …

: 悠遠 - 朝の濃茶 時間:5:30 軸:西田幾多郎 「悠遠」 茶碗:大樋9代 茶:星野抹茶「宝授」 西田幾多郎は京都哲学の創始者であり、千葉工業大学の創立メンバーの一人でもある。この掛け軸には「悠遠」と書かれています。時間的、空間的に、はるかに遠いこと。また、そのさまを表す。永遠という意味もあります。 私たちが使ってい …

: 席披きの茶会へ 「自宅につくったお茶室で、友人たちを招いて初めて茶会を開きます。是非、お越しいただけないでしょうか。」 ある日、こんな嬉しいメールがJoiさんの長年の友人から届きました。 聞けば、築100年の母屋の古材を活かして新しく茶室をつくったけれど、なかなか茶会を開くまで至らず、もう10年も眠っているとのこ …

: 桜を愛でる野点の茶会 雨予報が嘘のように晴れた朝。前日の強風で洗われた空に向かって、桜が一斉に花開きました。 新緑の庭に野点傘を掲げ、今日は、お茶が好きな友人たちとのお花見茶会です。 花所望で作る、風炉先屏風 Joiさんのお茶仲間のひとり、sohmiさんが、にっこりと花月札を取り出しました。 どうやら、花所望の順番を決め …